糖尿病とアルツハイマー病の合併で症状悪化 “負の連鎖”を阪大研究チーム突き止める(産経新聞)

 糖尿病とアルツハイマー病が合併して発症すると、いずれも症状が悪化することを、大阪大大学院医学系研究科の里直行准教授らの研究チームが突き止め、16日発行の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。併発患者の治療法開発につながる成果で、注目される。

 糖尿病患者はアルツハイマー病にかかりやすいことが知られているが、里准教授らは糖尿病マウスとアルツハイマー病マウス、さらに双方を掛け合わせた合併マウスを比較した。

 その結果、合併マウスはアルツハイマー病の原因物質とされるタンパク質「ベータアミロイド」の脳血管内での蓄積が早いことを確認。蓄積が進む原因としては、糖尿病の影響で脳血管の硬化が起きていることなどが考えられるという。認知症の進行も、アルツハイマー病単独マウスよりも早いことが分かった。

 一方で、合併マウスは糖尿病マウスよりも血糖値が高くなる傾向があり、糖尿病がより重くなることが確認された。

 里准教授は「二つの病気にかかることで負の連鎖に陥り、いずれの症状も悪化することが分かった。悪循環を断ち切るため、食事や運動など生活習慣を改善することが大事だ」と話している。

【関連記事】
09年ミスユニバース日本代表の宮坂絵美里が美と健康の講演会
アルツハイマーの新指標発見 阪大チーム
若年性認知症で公訴棄却「回復見込めない」
認知リハで在宅復帰率92% 生活空間すべてが「リハビリ」
高齢者施設で銃乱射 8人死亡 米ノースカロライナ
20年後、日本はありますか?

チリ大地震、M8.8に修正=気象庁が再解析(時事通信)
調査捕鯨船、見分で横浜に=農水副大臣が出迎え慰労−逮捕の容疑者は「紳士的」(時事通信)
<自民党>栃木でネット投票 参院予備選(毎日新聞)
現代の傾奇者集う 武蔵野市・月窓寺(産経新聞)
三宅島空港でも気圧値誤報=航空機着陸には影響せず−装置更新作業でミス・気象庁(時事通信)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。